春がやってきました。
以前、住んでいた東京では、真冬でも、乾燥した晴天日が続くので、ベランダに布団を干せることに驚きました。
こちら山陰の冬は、太陽が出てもカラリと晴れず、湿度が高いことが多く、なかなか布団を干せません。
でも、こうやって春が来ると、途端に洗濯物も布団もおひさまのもとで干したくなります。(花粉や黄砂には気をつけながら・・・ですが)
干していると、気持ちまでふかふかになる気がします。
3人の娘達が小さい頃、干した布団を家に取り込むと、みんなが寄ってきてその布団に体を埋めます。
そして「あー、おひさまのにおい!」と口々に言います。
外から帰ってきたままの体で布団に寝転がるので、あららら・・という感じでしたが、今思えば、みんなが笑顔で布団に集まるその光景は幸せの象徴だったように思います。
先日、すっかり大人になった娘に
「布団も干せるいい季節になったね。またおひさまのにおいがするね」と言うと、
「そう言えば、そのおひさまのにおいの正体はダニの死骸らしいよ」
「えっ・・・??」
幸せの象徴が、ダニのお弔いだったとは・・・。
(※この説、真偽のほどはわかりません。あしからず)
事務 UME