先日、機会あって特急やくもに乗りました。山陰と岡山を結ぶJR伯備線の特急です。
今年の4月から、外観も内装も新しくなった「新型やくも」が登場し、一日数便運行するようになったので、その新型やくもに乗ることができました。これは、座席も一新、2人席、4人席などもあり、色々楽しめる車両です。
調べてみると、特急やくもは、1972年に誕生。1982年には電化工事完了で「電車:特急やくも」となりました。「スーパーやくも」「ゆったりやくも」「緑やくも」等人気車両がたくさんありましたね。
私も、これまで、何度もやくもを利用しました。
初めて乗ったのは、大学受験のために京都へ行ったとき。初めての一人旅で、初めてのやくも。どきどきしたのを覚えています。
その後も、友達との旅行や、東京への出張など代々のやくもが旅の思い出を作ってくれました。
振り子電車と言われ、揺れるのが苦手という人もいましたが、私は鈍感なのか、全く平気で、車窓から見える宍道湖や大山など四季折々随分楽しませてもらいました。
つい最近のニュースで、これまで走っていた旧型やくも(381系)は6月14日で、定期便の運行を終了し、16日からは全便「新型やくも」に移行すると知りました。
上の写真は、2024年6月14日、出雲市知井宮町の「JR西日本後藤総合車両所出雲支所」(通称:電車基地)の横をたまたま通ったときのもの。旧型と新型の両やくもが並んで停まっていました。撮り鉄ではないのですが、思わず車を降りてカメラを向けました。
新型やくもの登場で、乗車率は26%増加したとか。しっかりバトンタッチでき、なんとも誇らしげな両者そろい踏みでした。
これも良きやくもの思い出となりました。 (事務UME)