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年頭所感 2025年 ~ユズリハ・プロジェクト~

2025年1月1日|カテゴリー「院長のひとり言
yuzuriha

年、明けましておめでとうございます。

今年も、何卒よろしくお願い申し上げます。


昨年は、元日の能登半島地震に始まり、水害や記録的猛暑など自然災害がとても多く、加えて、農作物の不作や鳥インフルエンザの蔓延、物価の上昇など、気持が暗く沈む出来事が多かったように思います。そのような状況ではありましたが、当院は、新たに山口拓也副院長を迎え、医師二人体制に移行することができました。これもひとえに、開院以来、当院が地域の皆様から信頼され、支持されてきたお陰と感謝しております。


さて、「ユズリハ」という木をご存じでしょうか。


常緑樹でありながら、若葉に座を譲るように、春に古い葉が落ちて新しい葉と入れ替わる。この生え替わりのとき、古い葉のほうは、まだ濃い緑色をしていながらも、浅緑色の新葉の下に控えて残っている。そして、若葉が伸びてから古い葉が落ちるため、譲り葉の名前があり、親が成長した子に後を譲るのにたとえられ、めでたい木として古くから正月飾りに使われているそうです。


当院は、2010年にうめがえ内科クリニックとして開院し、今年5月で15周年を迎えます。その時には、私も66歳になり、まだまだ若い気ではおりますが、心身の健康を損なうリスクは、今後、確実に大きくなります。当院がこれからも、この地域で持続的に医療を通じて社会貢献をしてくためには、円滑に世代交代をしていくことが必須です。

私は、院長、医療法人社団悠伸会理事長として、今年から、あせらず、無理せず、ユズリハのように次の世代にしっかりと事業継承をしていきたいと思います。

名付けて、「ユズリハ・プロジェクト」。

このプロジェクトのために、山口医師だけでなく、今後、入職してくる職員を含めて、当院のモットーである「すべては患者さんの笑顔のために」をどのような時でも実践できるように、職員教育と指導をさらに徹底していきたいと思っております。


本年こそ、明るく希望に満ちた笑顔があふれる年になることを心から祈願いたします。


2025年 元旦      院長 梅枝伸行

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