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院長のひとり言~今年は大雪?~

2020年11月28日|カテゴリー「院長のひとり言
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「長期天気予報によると、今年は大雪になるといわれているけど○○さん、どう思いますか?」、私は、三瓶で農業を営む白髪混じりの患者さんに尋ねました。

「わしは、毎日のように草刈りをしているけど、今年はカマキリの卵が地面から例年よりも低いところに産みつけてある。大雪の年には、もっと高い位置に産みつけるので、今年は雪は少ないと思うわ」

なるほど、カマキリは、雪の中に卵を産みつけると卵が孵化出来なので、積雪量を予測して卵を産みつける位置を調整するということなのか。「カメムシが多いと大雪になる。」これはよく言われる俗説ですが、カメムシの発生数よりカマキリの卵の説の方が、患者さんの長年にわたる自然観察に基づく話だけに信憑性があると思いました。


不思議な話に出会うと、すぐに調べたくなるのが私の性格。早速、グーグルを使って調べてみると、驚くなかれ、何十年も大真面目にカマキリの卵と積雪の関係を調べている学者が少なくありませんでした。「カマキリの産卵と積雪量の関係」については、結局のところ賛否両論あり、結論は出ていないようです。自然界の出来事は、まだまだわからないことばかり。カマキリがその年の積雪量を本当に予測できるのかどうか、それを証明し、メカニズムを解明することは簡単ではありません。それ故に好奇心をかりたてるテーマだと私も思います。

 

写真は、今朝、クリニックを包み込むように突如現れた虹です。あるがままの自然の美しさに感激し、慌ててスマホで写真に残しました。新型コロナウイルスの第3波が始まり、不安ばかりが広がっていく毎日ではありますが、天上からのエールをいただいたように感じました。

 

さて、さて、今年の積雪量はどうなるのでしょうか、楽しみがまたひとつ増えました。

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