カーラジオから「木綿のハンカチーフ」が流れてきました。この曲を聴くと、たちまち中学生の頃の一コマがよみがえります。
ある日の朝食時、3歳上の兄が私に
「「木綿のハンカチ」って曲すごくいい曲。きっと今夜の金リク[i]でかかるから、エアチェック[ii]しとけよ。切れないように[iii]気をつけろ。」
(私だって忙しいんだけど)
当日夕方ラジオの前でカセット[iv]のボタンに指を当てて待機。「それでは次にお届けするのは、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」です。どうぞ。」
(えっ?ハンカチーフ?ハンカチじゃない!)
迷った分だけ、ボタンを押すのが遅れてしまいました。
(しまった切れたかも・・・でも確かにこの曲いい曲だわ)
50年近くも前の出来事ですが、その時の感情も状況もありありと思い出します。部活終わりにラジオの時間に間に合うように大急ぎで帰ったことさえも。
「音楽は心のタイムマシン」
先日テレビで、作曲家 故すぎやまこういちさんの言葉として紹介されていました。
その時代時代に出会った音楽は、思い出とセットで心に刻まれていますね。
あ~、80年代の洋楽が聴きたくなりました。あの頃の楽しい思い出、切ない思い出。よみがえってきました
事務 UME