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院長の年頭所感~不易流行2020~

2020年1月3日|カテゴリー「院長のひとり言
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新年明けましておめでとうございます。皆様、健やかに正月をお迎えのことと思います。


さて、2020年はどんな年になるでしょうか。今年の夏には、いよいよビッグイベント、オリンピックが東京で開催されますが、それに向かって選手の能力だけでなく、日本の移動通信システムが第5世代(5G)になるなど技術革新や社会的基盤整備が一気に加速していくと思われます。


このような状況を踏まえて、私の今年の行動指針は、「不易流行」です。

これは江戸時代の松尾芭蕉の俳諧理念のひとつで、「伝統を忘れず、変化を恐れず」という意味ですが、クリニックが今年の5月に開院10周年を迎えることもあり、とても大切な心構えだと思っています。長年、ほぼ同じ職員と共に診療をしていると信頼感は深まりますが、知らず知らずのうちに慣れが生じ、安定し安心であるがために変化することを避けてしまう気持ちが私の中にも芽生えてきていると感じています。


医学の進歩はめざましく、遺伝子治療や再生医療、そして人工知能(AI)診断などなど、これまでの常識が次々と打ち破られ、医療提供の仕組みや治療法が大きく変わろうとしています。当院のような小さなクリニックでも、変えていく意志があれば情報技術(IT)などを活用することにより、さらに快適で質の高い医療を提供することができると考えています


開院10年目をひとつの節目として、当院の診療理念である「すべては患者さんの笑顔のために」に基づき、これからの10年を見据えて不要なものは捨て本当に大切なものを残し(断捨離)、変えるべきことは変え、新しい技術や仕組みを積極的に取り入れていきたいと思います。


今年も、医療を通しての地域貢献をさらにしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

                                      院長 梅枝伸行

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